即断即決ができるというのは一つの強みだと思います。
判断基準がしっかりしているのは、それだけ準備をしてきたからなわけで。
内覧をし始めた頃に出会った不動産の人。
数ヶ所内覧をした帰りの車内で「物件はすぐに他の人が借りるので即決すべきです」と。
融資を受けたいので良いと思った物件を軸に事業計画書を作る時間が欲しいと伝えました。
「事業計画書の制作代行の業者を紹介します。数日で作ってくれますし、支払いは成功報酬です。他の経営者もそうやって時間をお金で買ってスピーディに動いていますよ」
それでもその時の僕には即決することができませんでした。
しばらくして内覧したい物件情報が出ていたので連絡をしてみると「あぁ、その物件じゃないと思いますけど本当に見ますか?」とのこと。
ビジネスとして内覧希望者にどれだけの時間を費やすかを判断し行動するのは正しいのだと思います。
僕は即決できない内覧希望者だと判断されても仕方ないのは重々承知していました。
即決できる準備をしていないことがダメだったんだと思います。
でも今振り返っても、多くの物件を内覧したり不動産の対応を肌で感じることができたのは僕にとって必要な経験と時間でした。
それがなければ今の物件に出会うことも、「ここだ!」と思えることもできなかったからです。
ちなみに「本当に見ますか?」と聞かれた後のことなのですが、僕は「お願いします!」と答えました。
その物件なのか、その物件じゃないのかを判断するのは不動産ではなく自分なので。
まぁ、結局その物件じゃなかったので申し訳ない気持ちにはなりました。
その不動産の人からは「内覧した物件を借りる際は、見せてもらった不動産から借りるのが筋です」とも言われました。
同じ物件を取り扱っている不動産が複数あったら、対応や条件の良いところから借りたいと思うのが人情だよな〜と正直思いました。
だからもし、良いな〜と感じる不動産の人がいらっしゃたら連絡先を交換するのもありかなと。
気になる物件があったら、まず先にそこで取り扱えるか確認をして大丈夫ならその人と内覧する。
もちろん迷惑にならない範囲でではありますが、そういう人と繋がれるのは心強いです。
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