最初の仕入れの失敗談

お店のこと

小売の実店舗を始める場合、商品を仕入れる必要があります。

とくに最初の仕入れは注意が必要だと感じました。


問題点

・同じ商品をたくさん発注する


改善策

・広く浅く発注する


例えば500円前後のカトラリーなら、ある程度の数はあった方が売り場に活気が生まれます。

ただ、もし3万円のバックパックだったらどうでしょうか?

色違いで各1,2個の在庫があれば十分だと思います。

というのも最初の仕入れはお客様の反応が分からない状態なので、何が受け入れられるか知れる期間があると良いです。


失敗談


僕は雑貨屋で働いていた経験から「売り逃しをしたらいけないから、在庫をたくさん発注しよう」と数万円の商品を、それはそれはたくさん発注しました。同じものを。最初の発注で。

きっと受け入れられるぞ!という根拠のない自信がありました。


結果、その商品は受け入れられませんでした。


物は良かったんですが一気に不動在庫行きになりました。

売り逃したっていい、その在庫分のお金を違う商品の発注に使っていたら売り場はもっともっと賑やかになっていたはず。広く浅く発注する。

商品の種類が多ければ、来てくださるお客様の反応も違ったと思います。

その反応を見ながら仕入れを調整していくべきでした。

しかし現実には、売り切るまでにどれだけの時間がかかるだろう?と思えるほどの在庫がありました。


最初の発注。

発注する商品の多さから、だんだんと感覚がおかしくなっていきました。

まるで富豪の買い物のように「あそこからここまでのケーキ、全部ちょうだい」みたいに深く考えないで発注してしまったものもありました(ただ、そういった商品の中に思いがけず反応の良いものがあったりして、仕入れの奥深さを感じました)


自分の愚かさを呪いつつも、受け入れてもらえた商品をもとに商品構成を考え直していきました。


お店のやり方は千差万別です。

「私は販売したい商品しか仕入れません」

「良さを分かってもらえるお客様だけで良いです」

こういった考え方も一つです。


でも僕は、お客様のお求めになるものと自分のやりたい事を擦り合わせていき、お客様と共にお店を作っていきたいです。


これは2015年9月の写真です。開業したてです。


で、こちらは2023年11月の写真です。


もうね、商品の数も圧も違います。


これはアウトドアショップや雑貨屋などに言えることだと思います。

あくまで参考程度でお願いします。

宝石屋や革細工を取り扱う小売店では違った考え方のはずです。

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